エステサロンのお客様アンケート活用術を解説!回答数を増やすコツも紹介
エステサロンの売上を伸ばすためには、施術や接客の質を改善して顧客満足度をアップさせることが欠かせません。お客様を感動させるサービスの提供を目指す上でぜひ活用したいのが、お客様アンケートです。
今回のコラムでは、エステサロンにおいてお客様アンケートを有効に活用する方法を詳しく解説していきます。回答数を増やすための方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
エステサロンでお客様アンケートを実施するメリット
エステサロンでお客様アンケートを実施するメリットとして、以下の4点が挙げられます。
- 施術や接客に関する率直な意見を聞ける
- スタッフのやりがいに繋がる
- サービスを改善できる
- 集客の方針を改善できる
施術や接客に関する率直な意見を聞ける
エステサロンのオーナーやエステティシャンは、お客様に提供するサービスの質を高めようと日々努力している方がほとんどではないでしょうか。
しかし、スタッフ同士でお互いにチェックし合うだけでは、以下のようなお客様のちょっとした不安やストレスに気付くことは難しいです。
- マッサージの力が強すぎたが言い出せなかった
- 施術中の会話は苦手だから控えてもらいたい
- 施術スペースの空調の温度が低すぎる
- トイレの鏡が汚れているのが気になった
アンケートを活用すれば、エステサロンに対する率直な意見や細かな気付きを記入してもらえるため、顧客満足度アップに繋がる情報を得られるかもしれません。
スタッフのやりがいに繋がる
担当してくれたスタッフに対して、以下のような喜びや感謝の思いを伝えたいと考えるお客様も多くいるでしょう。
- 効果を実感できる施術を提供してくれた
- アフターケアについて親身に相談に乗ってくれた
こうしたポジティブな意見を直接伝えるよりも、アンケートに記入する方がハードルが低いと感じるお客様も少なくありません。
アンケートを通してエステティシャンへの感謝の声を集めることができれば、スタッフのモチベーション向上に繋げたり、人事評価に生かしたりできるでしょう。
メニューや物販を改善できる
アンケートで施術や商品を選んだ決め手を尋ねると、「二の腕をケアしたいからラジオ波を選んだ」というように、お客様のニーズを踏まえた意見を得られる可能性が高いです。
お客様がエステサロンに求めているサービスを正確に把握できるでしょう。 今後取り入れてほしいメニューや商品について質問すれば、お客様のニーズに合ったセットメニューや、人気の高い新たな美容グッズのヒントを得られるかもしれません。
このように、お客様アンケートはエステサロンのメニュー展開や、物販で取り扱う美容グッズのラインナップの改善にも生かすことが可能です。
集客の方針を改善できる
エステサロンの新規顧客を増やすために、どの媒体を使って集客すれば良いのか、どのような内容を重点的に訴求するべきか迷っているオーナーの方も多いのではないでしょうか。お客様アンケートは、こうした集客の方針を検討する際にも活用することができます。
お客様がエステサロンを知ってくれたきっかけや来店の決め手となったポイントを尋ねれば、以下のような要素を把握することができます。
- サロンの認知度アップに繋がった媒体
- お客様のニーズと一致している訴求ポイント
- お客様の印象に残ったコピー
集客に用いる媒体をターゲットに届きやすいものに絞ったり、来店の決め手となったサロンの強みを重点的に発信したりと、効率良く集客することが可能です。
お客様アンケートの回答数を増やすには
エステサロンの売上アップに繋がるお客様アンケートですが、せっかく用意しても回答してもらえなければ意味がありません。ここからは、エステサロンにおいてお客様アンケートの回答数を増やすコツをご紹介します。
- 挨拶文や感謝の言葉を盛り込む
- 答えやすい回答方法を選ぶ
- 特典をつける
- 体験モニターを募集する
挨拶文や感謝の言葉を盛り込む
お客様が時間を割いてアンケートに回答してくれることは、決して当たり前ではありません。お客様アンケートの冒頭には、以下のような要素を盛り込みましょう。
- 来店してくれたことへの感謝
- 時間を使って回答してくれることへの感謝
- アンケートへの回答のお願い
- アンケートで得られた回答をサービスの改善に繋げたいという思い
サロン側の誠意が伝わり好印象を与えることができるため、お客様に気持ち良くアンケートに回答してもらえる可能性が高まります。
答えやすい回答方法を選ぶ
記入するのに長い時間を要するアンケートは、お客様の回答意欲を損ねてしまいます。後半部分の回答がいい加減になり信用度が下がってしまう可能性があるだけでなく、途中で記入をやめられてしまうかもしれません。
お客様がテンポ良く回答できるよう、記述式の質問の数は最低限に抑え、以下のような回答方式を積極的に取り入れることをおすすめします。
- スケール:段階で評価してもらう(例:満足/やや満足/普通/やや不満/不満)
- ラジオボタン(単一回答):選択肢の中から1つだけ選んでもらう
- チェックボックス(複数回答):当てはまる選択肢を複数選んでもらう
- マトリックス:同じ質問を一度にまとめて表形式で回答してもらう
特典をつける
- フェイスパックや美容グッズのサンプルのプレゼント
- 次回以降の来店時に使える割引クーポン
上記のようにアンケートに回答するメリットを提供するのも、回答率をアップさせる有効な方法の1つです。
特に、割引クーポンはアンケートの回答数を増やすだけでなく、リピート率の向上にも繋げることができます。クーポンを受け取ったお客様に「せっかくクーポンをもらったからもう1度施術を受けよう」と思ってもらえる可能性が高いためです。
体験モニターを募集する
開業したばかりのエステサロンは、大手のサロンや長い間経営している個人サロンに比べて認知度が低いことがほとんどです。アンケートの回答を集める上で十分な人数のお客様に来店してもらえないこともあるでしょう。
客数が少ない状態でアンケートの回答を集める方法として、体験モニターを募集することが挙げられます。期間を限定して無料、あるいは格安で施術を提供すれば、お得であることに魅力を感じて来店してもらえる可能性が高まります。
エステサロンのお客様アンケートを作成する際の注意点
お客様アンケートを作成する際には、以下のようなポイントに注意するべきです。
- 質問を増やしすぎない
- インターネット上のテンプレートをそのまま使用しない
質問を増やしすぎない
お客様に尋ねたいことがたくさんあるからといって、質問の数を増やしすぎるのは避けましょう。
アンケート内の文章量が多いと、お客様によっては質問を読むだけでもストレスを感じてしまいます。さらに、回答に時間がかかってしまい、最後まで答えることを諦められてしまう可能性が高くなります。
質問形式によって異なりますが、記述式と選択式が混在したアンケートは約10~20問を目安に質問を検討してみてください。
インターネット上のテンプレートをそのまま使用しない
インターネット上にはお客様アンケートのテンプレートが多数掲載されていますが、そのまま使用することはおすすめできません。
- 新規顧客を増やしたいエステサロン→来店に繋がったポイント
- 物販の売上を伸ばしたいエステサロン→物販の商品を購入した/しなかった理由
上記のように、エステサロンがお客様アンケートを通して詳しく知りたいポイントは店舗の状況によって違います。テンプレートを一言一句転用するのではなく、あくまでアンケートの大まかな構成を考えることに役立てるようにしてください。
お客様の意見をもとにより良いサロン運営を目指そう
お客様アンケートを活用すれば、来店してくれたお客様の正直な意見を聞いて施術や接客の改善に繋げられます。得られた回答を元にサービスを改善すれば、お客様の声を大切にしているサロンであるという誠実な印象を与えることもできるでしょう。
今回ご紹介したポイントを押さえてアンケートを実施し、1人でも多くのお客様を満足させるメニューやサービスの提供に繋げてみてください。
株式会社NBSでは、美容機器を購入してくれた方にエステサロンを始めとした美容サロンの開業支援を実施しています。 マシンの導入研修や販促資料の提供、サロン経営に役立つセミナー動画の配信など、直営サロンで培ったノウハウに基づいた様々なサポートを行っております。
興味のある方は、ぜひ下記のバナーをクリックして詳細をチェックしてみてください。