エステティシャンはネイルNG?ネイルケアや両立する方法を詳しく紹介!
エステティシャンは顧客の肌に直接触れる仕事であるため、多くのサロンでは安全性や衛生面からネイルに制限を設けています。しかし、工夫次第でネイルを楽しみながらエステティシャンとしての役割を果たすことも可能です。
本記事では、エステティシャンがネイルをケアしつつ、エステの仕事と両立する方法について詳しく紹介します。
目次
エステティシャンとネイルの関係
エステティシャンは顧客の肌に直接触れる仕事のため、多くのサロンでは安全性や衛生面を考慮してネイルを禁止しています。施術中に爪が肌に触れると不快感を与える可能性があることから、長い爪も避ける方がベターです。
サロンによっては、就業前に爪の白い部分が見えない程度に短く整えられているかをチェックするなど、厳しい基準を設けているケースもあります。
一方で、施術時に手袋を着用する脱毛サロンなどでは、ネイルが許可されることもあります。その場合も、爪を短く整え、清潔感のあるデザインを心がけることが求められます。
エステティシャンのネイルケアの方法
エステティシャンのネイルケアの方法には、次のようなものがあります。
- 爪の長さや形を整える
- 甘皮を処理する
- 爪の表面を磨く
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
爪の長さや形を整える
顧客の肌に直接触れるエステティシャンにとって、爪の長さや形を整えることは大切です。
爪の白い部分が見えない程度に短く切り、角を丸く整えることで、施術中に肌を傷つけるリスクを低減できます。爪切りではなくエメリーボードややすりを使用すると、爪への負担を軽減し、滑らかに仕上げやすいです。
短く整えた爪は清潔感を与えるだけでなく、指全体の印象を美しく見せる効果もあります。
甘皮を処理する
甘皮とは、爪の根元と皮膚の境目にある半透明の薄い皮のことです。甘皮には爪の根元を保護する役割がありますが、伸びすぎるとささくれなどの原因になるため、適切に処理しなければなりません。
甘皮を処理する方法は以下の通りです。
- 指先にハンドクリームを塗る
- 38~40℃のお湯に約10分浸して甘皮をふやかす
- ふやけた甘皮を綿棒で押し上げる
- ハンドクリームやネイルオイルで保湿する
この他にも、キューティクルリムーバーやメタルプレッシャーを使う方法や、スクラブを使う方法など、さまざまな処理方法があります。
爪の表面を磨く
爪の表面を磨くと、ネイルをしなくても爪を明るく、美しく見せることができます。爪の根元にオイルを塗り、バッファーなどの爪やすりを使って表面を磨いていきます。そうすることで、滑らかでツヤのある爪を作ることが可能です。
ただし、磨きすぎると爪が薄くなり、割れやすくなる恐れがあります。そのため、爪磨きは月に1回程度にとどめましょう。磨く際には力を入れすぎず、優しく行うことが大切。磨いた後はハンドクリームやネイルオイルでしっかり保湿します。
エステティシャンにおすすめのハンドケア
エステティシャンにおすすめのハンドケアには、次のようなものがあります。
- ハンドクリームやネイルオイルで保湿する
- 水仕事の際は手袋を着用する
- ハンドマッサージを行う
それぞれの方法について、具体的に見ていきましょう。
ハンドクリームやネイルオイルで保湿する
荒れた手や乾燥した手で顧客の肌に触れると、ガサガサとして不快な肌ざわりを相手に与えてしまいます。そのため、ハンドクリームやネイルオイルでケアを行い、肌の状態を整えておくことは、エステティシャンにとって大切な要素です。
ハンドクリームには、手全体の乾燥を防ぎ、外部の刺激から肌を守る効果があります。ネイルオイルは爪や甘皮に潤いを与えて、割れやささくれを防いでくれます。
特に手洗いや消毒の後は、これらのケアをこまめに行うことが、健康的で美しい手元を維持する上で大切です。
水仕事の際は手袋を着用する
エステティシャンの業務には水仕事も多く含まれるため、手が乾燥しやすく、手荒れのリスクが高まります。このような状況を防ぐため、水仕事の際には手袋の着用が効果的です。
特に、肌が荒れやすい敏感肌の方は、ゴム手袋の下に綿やシルク素材の手袋を重ねることで、摩擦や刺激から肌を守ることができます。綿やシルクが中の蒸れを吸収してくれるという点でも、手袋は手荒れ予防に有効です。
ハンドマッサージを行う
手の血行を促進するハンドマッサージも、ハンドケアには効果的です。
まず、手全体にマッサージオイルやクリームを塗り、反対の手で手のひらを包み込んで、円を描くように優しくマッサージ。次に、指を1本ずつ根元から先端に向かって軽く引っ張りながら揉みほぐし、関節部分も回すように動かします。
さらに、親指で手の甲を押しながら他の指で支えるようにしてマッサージし、筋肉の緊張を和らげます。そして最後に、「合谷」や「労宮」などのツボを指圧してください。
こうしたマッサージを日常に取り入れることは、手の血行促進だけでなく、全身のリラクゼーション効果や健康促進にも繋がります。
エステティシャンがネイルとエステを両立するには?
エステティシャンがネイルとエステを両立するには、次のような方法があります。
- サロンの規定を確認する
- シンプルで清潔感のあるデザインを選ぶ
- 定期的にメンテナンスを行う
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
サロンの規定を確認する
エステティシャンがネイルとエステを両立するには、勤務先のサロンの規定を確認することが重要です。
多くのサロンでは、衛生面や安全性を考慮し、エステティシャンのネイルに関するガイドラインを設けています。爪の長さやデザインに制限がある場合や、ネイル自体が禁止されている場合も少なくありません。
一方、サロンの方針によっては、シンプルなネイルであれば許可されている場合もあります。そのため、事前にサロンの規定をしっかりと確認し、適切な対応を心がけることが大切です。
シンプルで清潔感のあるデザインを選ぶ
ネイルOKのサロンであっても、顧客の肌に直接触れるエステティシャンである以上、シンプルで清潔感のあるデザインを選ぶようにしましょう。
爪は短く整えた上で、肌なじみの良いベージュや薄いピンクなど控えめな色合いを選ぶと、相手に清潔な印象を与えることができます。装飾物は施術の邪魔になるだけでなく、肌を傷つける原因にもなるので避けた方が賢明です。
定期的にメンテナンスを行う
美しいネイルを維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。日々のセルフケアに加え、1ヶ月に1度程度はネイルサロンでプロのケアを受けることで、清潔感と美しさを保つことができます。
ハンドクリームやネイルオイルを活用して手指を保湿することも重要です。これらのケアを継続的に行うことで、ネイルとエステの両立が可能となります。
エステティシャンは手が命!ルールを守ってネイルケアを楽しもう
エステティシャンは顧客の肌に直接触れる仕事のため、サロンの規定を守りながらネイルを楽しむことが大切です。ネイルが禁止されているサロンであっても、爪の長さや形を整える、爪の表面を磨くなどのケアを行えば、指先をきれいに見せることができます。
ネイルOKのサロンの場合は、安全に施術を行うため爪を短く整え、清潔感のあるシンプルなデザインを選ぶことが大切です。さらに、ハンドクリームやネイルオイルでセルフケアを行いつつ、定期的にプロのメンテナンスを受けると、美しい手元を維持しやすいでしょう。
こちらの記事でご紹介した内容を参考にしていただき、エステティシャンならではのネイルとエステの両立を目指してみてください。