エステサロンに開業向きの「立地」って?
エステティシャンとして経験を積んできた人も、これからエステの仕事をはじめようと思う人も、一度は、「エステサロンの独立開業」を考えるのではないでしょうか。開業をするためには色々な準備が必要ですよね。
開業・運営資金の準備や集客方法の検討、マシンや備品の購入など・・・。ですが、中でも最も重要なのが「立地選び」です。立地によって認知度が大きく変わり集客にも影響します。
今回はエステサロン開業にあたり、押さえておくべき「立地」選びのポイントをお伝えします。
立地選びのポイント
立地選びは慎重に行うべきです。なぜなら一度出店した店舗の立地変更は容易ではないからです。立地を選ぶ場合「人通りの多さ」「人気の施設の近さ」「賑わっているか」などで立地を選んでしまいがちですが、安易に決めてしまっては折角の開業も失敗してしまう可能性があります。
出展希望地域のデータを把握する
出店予定の地域情報を調べましょう。人口や年齢層、人口増加率などは、こちらから検索するといいでしょう。
- 総務省統計局
- 市役所などの資料も参考になるので、一度目を通しておくことをおすすめします。
出店に向いている地域としては、下記のような場所がおすすめです。
- ターゲットの人口が多い
- 人口が増加傾向にある都市がおすすめ
候補物件の周囲をリサーチする
希望地域が決まり、具体的な候補物件があるなら半径500メートル以内の施設をリサーチしましょう。とても大切なことは実際に自分の目で確認すること! 「駅から3分、目の前に広い道路もある」という物件があったとして“良さそうだな”と思っても
- 駅の駐車場が広く、徒歩で歩く人が少ない
- 通勤用途で使うサラリーマンが中心でエステに興味をもつ人が少ない
となるケースもあるため、実際に確認する必要があります。
駅、商業施設、学校、公共施設など事前に確認し店舗予定地の人通りを曜日別、時間別にチェックしましょう。開発計画などがあるかどうか事前に確認できれば今後の集客にも影響があるかと思います。
商圏と立地
商圏とは、お店を中心にして人が住んでいる場所や生活圏内のことです。女子大や子育て世代が住んでいるような圏内は、エステサロン開業に向いていると言えます。一方、男子校や工業大学があり男性や学生ばかり住んでいる地域はエステサロン開業には不向きでしょう。
一般的には1~2キロの半径で徒歩30分以内が商圏のエリアと考えられます。
売上と賃料とのバランスが大切
好立地であれば賃料は高額になりがちです。賃料が想定利益に見合えば良いのですが、初めて開業する人は判断が難しいと思います。できれば賃料は抑えたいのが本音でしょう。
通常ビルのテナントであれば1階よりも2階、3階となるほど賃料は安く設定されています。上の階になればサロンの認知度が下がりやすく売上ダウンにつながります。
しかし、ビルのテナントで2階以上を選んでも、口コミなどで徐々に認知されていけば利益を見込めます。結局は売上と賃料のバランスを考え、長期的に判断する事が大事です。
居抜き物件という選択肢
エステサロンがやむ得ない事情により撤退した居抜き物件は、設備投資が抑えられ人気があります。ただ、以前のエステサロンの閉店理由は把握する必要があります。
近年の新型コロナウイルスの影響により、客足が遠のき閉店したサロンであれば感染防止対策をしたうえで、且つウイルス収束の見通しがたてば客足が戻るかもしれません。
経営がうまくいかなかった場合の閉店であれば、理由を確認し同じような失敗を繰り返さないよう対策すべきです。立地や周辺環境が理由であればその物件自体を諦めたほうがよい場合もあります。
まとめ
エステサロンの開業向きの「立地」を選ぶなら
- 「賑わってそう」「人口が多そう」などの印象だけで選ばない
- 希望地域のデータを把握する
- 候補物件の周辺をリサーチする
- 商圏にいるターゲットがマッチしているか確認
- 好立地であれば賃料は高額!利益とのバランスが大事
- 居抜き物件は撤退理由を把握
以上のポイントを重視しながら物件選びをしても、必ずしも成功するとは限りません。
サービス内容に問題があったり、近所に強力なライバル店が出店してくるかもしれません。株式会社NBSは、脱毛やエステサロンの事業に携わり15年以上の実績があります。業務用痩身機の販売だけでなく、サロンの開業支援をトータルにサポートしています。サロン開業に興味がある方は是非お問合せください。