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セルフエステは事故・トラブルに注意!安全に利用するポイントを解説

手頃な価格で利用できる、自分のペースで通えるといった理由から近年人気を集めているセルフエステ。その手軽さの一方で、一般的なエステサロンでは起こり得ないようなトラブルや事故に繋がるリスクがあることをご存じでしょうか。

今回のコラムでは、セルフエステの利用を検討している方に知っておいてほしい、セルフエステで発生し得る事故やトラブルについて詳しく解説していきます。実際に事故やトラブルに遭った場合の対処法も紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

セルフエステのメリット

プロのエステティシャンに施術してもらう一般的なエステサロンと比較して、セルフエステには以下のようなメリットがあります。

  • 一般的なエステサロンよりも施術価格が安い
  • 誰にも見られずに施術できる
  • 自分のペースで通える  

一般的なエステサロンよりも施術価格が安い

セルフエステの最大の魅力は、なんといってもそのリーズナブルさです。

店舗や利用する施術メニューによっても異なりますが、プロのエステティシャンに施術してもらう一般的なエステサロンの1回あたりの施術料金はおよそ5,000円~10,000円程。繰り返し通おうと思うと高額な費用が発生するため、利用をためらう方も少なくないでしょう。

一方、自身でマシンを動かして施術を行うセルフエステの場合、1回あたり3,000円以下で施術を受けられるケースも珍しくありません。中には約10,000円の月額料金で通い放題というサロンもあり、値段や施術回数を気にすることなく利用しやすいと言えます。  

誰にも見られずに施術できる

エステサロンに通う方の多くはウエストがたるんでいる、太もものセルライトを改善したいなど身体に何かしらの悩みを抱えているでしょう。一般的なエステサロンでは、自分が気にしている身体の部位をスタッフに見せて施術してもらうことになります。

施術に慣れているエステティシャンは、お客様の体型を見ても全く気にしていない方がほとんどです。しかし、自信が持てない体型を他人に見せることに抵抗がある方もいるかもしれません。

セルフエステであれば、自分の身体を誰にも見られることなく、他人の目を気にせずに施術することができます。  

自分のペースで通える

一般的なエステサロンでは、エステティシャンが稼働できる時間帯にしか施術を受けることができません。人気の店舗では数ヶ月先まで予約が埋まっていることもあり、自分の予定に合わせた施術スケジュールを組みづらい傾向にあります。

一方、自分で施術を行うセルフエステであれば、使用可能なマシンがあればスタッフの勤務スケジュールに関係なく利用することが可能であり、比較的予約が取りやすいです。

中には当日予約を受け付けている店舗もあるため、仕事終わりに立ち寄ったり、ちょっとした隙間時間に利用したりすることもでき、自分のペースで通えます。

セルフエステのデメリット

手軽に利用しやすいセルフエステですが、以下のようなデメリットがある点に留意しておくべきです。

  • 高い効果が得られないこともある
  • 非日常感や癒しは得られない
  • トラブルに巻き込まれるリスクが高い  

高い効果が得られないこともある

セルフエステサロンでは、初心者でも簡単に使用できる操作性の高いマシンが導入されていることが一般的です。マシンの使い方をPOPや動画で詳しく解説している店舗がほとんどであり、正しい使用方法がわからず困ることは少ないでしょう。

しかし、マシンを正しく使用できても、一般的なエステサロンでの施術に比べると得られる効果は限られています。プロのエステティシャンは、お客様の体質や肌質に合わせた最適なマシンの出力や肌に当てる角度、照射時間などを熟知しているためです。

自分で施術を行うセルフエステでは、プロによる施術のような高い効果は期待できないと考えておきましょう。  

非日常感や癒しは得られない

エステサロンのスタッフは高い施術スキルを持っているだけでなく、接客のプロでもあります。お客様が快適に施術を受けられるよう、常にレベルの高いおもてなしを提供しています。

そのため、一般的なエステサロンでは施術の効果だけでなく、ゆったりとくつろいで日々の疲れを癒すというような非現実感を求めて来店するお客様も多いです。

ただし、自身で施術を行うセルフエステサロンで癒しや特別感を得ることは難しいでしょう。セルフエステは癒しやリラックス効果を求める方よりも、業務用のマシンによる施術で自身の身体を磨くことを主な目的とする方に向いていると言えます。  

トラブルに巻き込まれるリスクが高い

プロのエステティシャンは、お客様に安全に施術できるよう日々研修を受け、練習を繰り返しています。もちろん人為的なミスや予期せぬ機械の故障が発生する可能性はゼロではありませんが、トラブルが生じるリスクは比較的低いです。

セルフエステサロンの場合、業務用マシンの取り扱いに慣れていないお客様が自分で施術を行います。そのため、一般的なエステサロンでは起こり得ないような事故やトラブルが発生するケースも十分に考えられます。

セルフエステサロンにおいて起こり得る事故やトラブルについては、この後詳しく解説していきます。

セルフエステにおいて起こり得る事故・トラブル

セルフエステにおいて起こり得るトラブルは、主に以下の2つに分けられます。

  • 施術による肌トラブル
  • 契約トラブル  

施術による肌トラブル

セルフエステサロンのスタッフは、初めて利用するお客様にカウンセリングや利用方法の説明をしてくれます。お客様が安全に施術できるよう最低限のレクチャーはあるものの、施術中につきっきりでマシンの使い方を教えてもらえるわけではありません。

マシンの使い方に関して不明点があっても質問できず、誤った使い方をしていても指摘してもらえないことがほとんどです。そのため、施術後に肌が赤くなる、気分が悪くなるといった事態が起こり得ます。

また、一般の方が使用するには危険かつ、低品質な機器や出力の強すぎるマシンを導入している店舗も少なくありません。マシンを正しく使用しているにも関わらず、肌トラブルを防げない可能性も十分考えられます。

実際、セルフエステによる肌や身体の異常について多くの相談が寄せられているとして、2020年に国民生活センターが注意喚起を行っています。

セルフエステを利用する際には、口コミを念入りに確認して店舗を選び、マシンの使い方をしっかりと確認して正しい方法で利用するなどの対策を実施しましょう。

より大きな効果を得たいからといって、無理にマシンの出力を強める、長い時間肌にマシンを当てるといった行為は当然NGです。  

契約トラブル

セルフエステサロンの中には、以下のようにして不当な金額を請求するところも一定数存在します。

  • 最低契約期間があることを説明しない
  • 途中で解約する場合に高額な違約金を請求する
  • 無料・今日だけといった誘い文句で高額なプランに無理やり勧誘する

内容を詳しく理解しないまま契約を結んでしまうと、後に高額請求に遭ってしまうリスクが高くなります。「100円で脱毛できる」と謳い、実際は「1ショットあたり100円」として1回あたり1万円以上の施術料金を請求するケースも...。

セルフエステの中には、契約時のカウンセリングがない店舗もあるため、スタッフからの説明がない故に、利用者が契約内容を十分に理解せずに安易に契約してしまうことがあります。

必ず料金やサービス内容、解約できる条件について、十分に理解してから契約を結ぶようにしましょう。

契約トラブルに巻き込まれるリスクを軽減するためには、不明な点をそのままにせず納得できるまで質問する、少しでも不安に感じたら勇気を持って断るといった行動も大切です。

セルフエステで事故・トラブルに遭った時の対処法

注意していても、意図せず事故やトラブルに遭ってしまうケースもあるでしょう。万が一トラブルに巻き込まれてしまったら、速やかに以下のように対処することをおすすめします。

  • ルールを守って機器を使う
  • 使用方法が分からない場合はスタッフに聞く
  • 顔のお手入れは特に慎重に行う
  • 使用頻度を守る
  • 医療機関を受診する
  • 消費生活センターへ相談する

ルールを守って機器を使う

セルフエステの機器は、正しい方法で使用しなければ効果を発揮しないだけでなく、肌トラブルや怪我の原因となります。

使用前に必ず機器の適切な使い方を確認しましょう。正しい使用で安全かつ効果的にセルフエステを活用することが大切です。

使用方法が分からない場合はスタッフに聞く

セルフエステの機器の使用方法が不明な場合は、自己判断で使用せず、必ずスタッフに確認しましょう。

適切な使用方法を教えてもらうことで、安全性を高め、効果を最大限に引き出すことができます。スタッフは機器の特性や効果的な使用方法を熟知しているため、遠慮せずに質問しましょう。

顔のお手入れは特に慎重に行う

顔の皮膚は他の部位に比べて薄くデリケートです。セルフエステ機器を顔に使用する際は、特に慎重に行いましょう。

強すぎる刺激や、長時間の使用は避け、スタッフや説明書の指示に従って適切な設定で使用します。違和感を感じたらすぐに使用を中止し、必要であれば医師に相談することが重要です。

使用頻度を守る

セルフエステ機器には推奨される頻度があります。この頻度を守らずに過剰に使用すると、逆効果となり肌トラブルを引き起こす可能性があります。

定められた使用頻度を守り、肌の状態を見ながら適切な間隔で使用することが重要です。定期的なケアで効果を持続させましょう。

医療機関を受診する

肌や身体に異常が生じたら、速やかに医療機関を受診しましょう。この時、必ず診断書を発行してもらうようにしてください。店舗によって異なりますが、診断書を持参すればいくらか施術料金を保証してくれるケースもあります

消費生活センターへ相談する

契約内容に関するトラブルに関しては、近くの消費者生活センターに相談しましょう。契約に関するトラブルへの正しい対処法を教えてくれるだけでなく、場合によっては店舗側との間に入って交渉してくれます

ご紹介したトラブルや事故について誰にも相談せず、1人で店舗側とやり取りをすることはおすすめできません。必要な保証を受けられない、うまく言いくるめられてしまうといった可能性が考えられます。

    事故やトラブルを回避して安全に利用しよう

    どれだけ注意していても、意図せずセルフエステに関わるトラブルに巻き込まれる可能性をゼロにすることはできません。しかし、事前に対策しておくことでトラブルに遭遇するリスクを軽減することが可能です。

    セルフエステは事故やトラブルのリスクをはらんでいますが、正しく利用すれば業務用のマシンを手軽に、そしてお得に活用できる便利なサービスです。今回ご紹介したポイントを押さえ、事故やトラブルのリスクを回避しつつ安全にセルフエステを利用してみてください。

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