【産後ダイエット】痩身エステはいつからOK？メリットを詳しく紹介
出産はライフステージの分岐点となる大きなイベントの1つ。しかし、出産を経て大きく変化する体型に悩まされる女性が多いのも事実です。出産前のような体型を手に入れる方法として、痩身エステが挙げられます。
産後の痩身エステは出産を終えた女性の体型を整えるだけでなく、産後の疲れやストレスを和らげる効果もあります。しかし、出産直後の女性の体型はとてもデリケートであるため、痩身エステを開始するタイミングは慎重に検討しなければなりません。
今回のコラムでは、産後の痩身エステはいつから可能であるのか、そして産後に痩身エステを利用するメリットを詳しく解説していきます。
産後に気になる体型の変化
まずは、産後に起こり得る体型の変化についてご紹介します。出産を終えた女性には、以下のような変化が生じることが多いです。
- 骨盤の開き・ゆがみ
- 妊娠線
- 皮膚のたるみ・骨格のゆがみ
骨盤の開き・ゆがみ
女性が妊娠すると、体内にリラキシンと呼ばれるホルモンが多く分泌されます。リラキシンは全身の靭帯の弾力をアップさせる働きを持っており、出産時に骨盤を広げ、赤ちゃんが通るのに十分な産道を確保するために活躍してくれます。
出産を終えるとオキシトシンというホルモンが分泌され、子宮を収縮させて骨盤を元に戻そうとする力が働きます。しかし、運動量が少なく元々靭帯の弾力が弱い、妊娠中に無理な体勢で家事をしてしまったなどの原因で骨盤がうまく戻らないケースが多いです。
骨盤が開いたりゆがんだりしたままだと全身がゆがんでしまい、以下のような症状が引き起こされます。
- 内臓機能低下
- 消化不良
- 肩こり
- 頭痛
- 耳鳴り
- 血行不良・むくみ
- 下半身太り
妊娠線
妊娠線とは、妊娠に伴う体型の急激な変化によって皮膚上に現れる赤紫色の線を指します。
妊娠によってお腹が大きくなるとその分表皮も伸びますが、皮膚の奥深くにある真皮や皮下組織は伸びづらく、途中で裂けてしまうことがあります。真皮や毛細血管が裂けると、表皮に妊娠線が現れるというわけです。
妊娠によりお腹が大きくなって皮膚が引っ張られると、肉割れと呼ばれる亀裂のような線が生じることもあります。
一度裂けてしまった皮膚の繊維は完全には修復されないため、妊娠線や肉割れが完全に消えることは期待できません。クリームで保湿したりマッサージで肌のターンオーバーを促進したりして目立ちにくくすることは可能ですが、全てなくすことは難しいと言えます。
お腹の皮膚のたるみ・骨格のゆがみ
妊娠によってお腹の皮膚が大きく伸びると、産後に皮膚がたるみやすくなります。
腹筋が緩んで骨格がゆがんでしまうことも、産後の厄介な体型変化の1つです。腹筋をうまく使えないと日常生活に必要な動作がままならなくなったり、以下のような症状が出たりすることもあります。
- 内臓の下垂
- バストのしぼみ・垂れ
- 腰痛
- 背中の痛み
背中に痛みが生じるのは、腹筋を使えない代わりに背筋を余分に動かすことを余儀なくされるためです。
産後ダイエットに痩身エステがおすすめの理由
ご紹介したように、産後の女性には様々な体型の変化が生じます。そういった変化を改善する際には、以下のような理由から痩身エステがおすすめです。
- 身体への負担を抑えつつダイエットを目指せる
- 妊娠線・皮膚のたるみを正しくケアできる
- 骨盤のゆがみをケアできる
- 子育て前にリラックスできる
身体への負担を抑えつつダイエットを目指せる
出産を終えた女性の身体に生じるダメージは、全治数ヶ月の交通事故に例えられることもあるほど膨大です。産後のデリケートな身体にとって、運動や食事制限によるダイエットは大きな負担となるためおすすめできません。
痩身エステサロンを利用すると、店舗まで足を運ぶ必要はありますが、プロのエステティシャンに身体を委ねて楽な姿勢で施術を受けられます。身体の負担を最小限に抑えながら、体型の調整を目指すことが可能です。
妊娠線・皮膚のたるみを正しくケアできる
多くの女性が産後に悩まされる妊娠線や皮膚のたるみは、マッサージで血行を促進することである程度改善されるケースが多いです。
しかし、産後のデリケートな体調の中無理に自分でマッサージを行うと、激しく体力を消耗したり、身体のゆがみが悪化したりしてしまう可能性があります。
上記の理由から、産後の妊娠線や皮膚のたるみをセルフケアだけで改善するのは難しいです。痩身エステを利用すれば、プロのマッサージを通して妊娠線や皮膚のたるみに正しくアプローチすることができます。
骨盤のゆがみをケアできる
出産を経てゆがんだ骨盤を正しい方法でケアしないと、なかなか妊娠前の体型に戻らなくなったり、妊娠前よりも骨盤が大きくなったりする可能性があります。妊娠線や皮膚のたるみと同様に、骨盤のゆがみもセルフケアでの改善は難しいです。
痩身エステサロンの中には、出産を終えた方に行うマタニティマッサージを専門としているところもあり、正しい角度や強度で骨盤をマッサージしてもらうことができます。プロの力で骨盤を正しくケアできれば、スムーズに体型を出産前の状態に戻しやすくなるでしょう。
子育て前にリラックスできる
出産直後の女性は体力を激しく消耗しているだけでなく、ホルモンバランスが乱れて感情の起伏が激しくなりがちです。そんな中、程なくして長い育児生活が始まります。
産後の痩身エステは、子育てを控えた女性が心身ともにリラックスすることにも役立ちます。多くのエステサロンには高い施術、接客スキルを持つエステティシャンが在籍しているため、質の高いおもてなしを通して非日常感や特別感を提供してもらえるでしょう。
産後にエステを受けられるのはいつから？
出産を終えた女性にとってメリットの大きい産後エステですが、始めるタイミングについては細心の注意を払わなければなりません。産後の女性の身体は非常にデリケートであり、痩身エステによる刺激さえも大きな負担となってしまう可能性があるためです。
一般的に、産後3～6ヶ月頃に痩身エステを利用することが望ましいと言われています。しかし、出産後の体調は出産方法や個人の体質によって異なるため、明確なタイミングは主治医やサロンのスタッフに相談すると良いでしょう。
産後に利用する痩身エステサロンの選び方
通常の痩身エステとは異なり、産後に利用する痩身エステではウエスト回りや骨盤を中心にケアします。さらに、出産を終えたお客様の体調に十分注意することが求められます。
エステサロンの中には、産後の身体に合わせた施術を行えないところも少なくありません。安全で効果の高い施術を受けられるよう、産後専用のコースがある店舗を選ぶことをおすすめします。
産後の痩身エステには、疲れた身体を癒す効果もあります。スタッフの態度が悪い、無理な体勢を強いられるといったストレス要因があると、十分にリラックスできないでしょう。
自分に合ったサロンであることを確かめた上で利用するために、事前に無料カウンセリングを受けると良いです。スタッフや店内の雰囲気、施術の詳細な内容を詳細に把握できます。
体調第一で痩身エステを利用しよう
痩身エステは産後に大きく変化する体型を整えることに役立ってくれます。しかし、身体への負担は決して少なくないため、体調が十分に回復したことを確認した上で実施するべきです。
体型を整えることを優先して無理に施術を受けるのではなく、消耗した身体を休めることを第一に考え、痩身エステを利用し始めるタイミングや利用するメニューを検討することをおすすめします。
