エステサロンのMEO対策について詳しく解説!上位表示・集客に繋げるには
エステ業界に限らず、ホームページやSNSなどのオンラインの媒体を用いた集客が主流となっている昨今。オンライン上での集客活動の1つとして徐々に浸透しつつあるのが、MEO対策です。
MEO対策は無料で実施できることや、来店に繋がりやすい客層への認知拡大が期待できることから大きな注目を集めています。
今回のコラムでは、エステサロンでできるMEO対策について詳しく解説していきます。集客力アップに繋げるコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
エステサロンにおけるMEO対策とは
MEOはMap Engine Optimization(マップエンジン最適化)を意味する言葉であり、Googleマップで自店の情報を上位に表示させるための施策のことです。
エステサロンの場合は、「〇〇市 エステサロン」といったキーワードの地図検索における掲載順位を上げ、より多くの方にサロンの情報を届けることを目指します。
上記はエステサロンに強い興味を持っており、利用する店舗を選ぼうとしている方に検索されるキーワードと考えられます。
エステサロンに関連する地図検索で上位に表示できれば、エステサロンへの来店意欲が高い方に店舗の情報を伝えることが可能です。地図検索をきっかけとして来店してくれるお客様の増加が期待できるでしょう。
エステサロンのような実店舗を持つビジネスに携わる方にとって、客数アップに繋がりやすいMEO対策の重要性は非常に高いと言えます。
エステサロンにおけるMEO対策が重要な理由
エステサロンにおいてMEO対策を実施することには、以下のようなメリットがあります。
- SEOよりも上位表示される可能性が高い
- 来店意欲の高いお客様に情報を届けられる
- 運用コストがかからない
- 閲覧者を分析できる
- 競合サロンが少ない
SEOよりも上位表示される可能性が高い
場所に関連するキーワードで検索すると出てくる地図検索の画面は、一般的なホームページやポータルサイトなどが掲載される自然検索枠よりも上に表示される傾向にあります。
実際に「地名+エステサロン」というキーワードで検索すると、大手の美容ポータルサイトサイトよりもマップや店舗情報の方が上に表示されることがほとんどです。
従って、自然検索よりも地図検索で上位表示を狙う方が、検索結果画面のより上側に店舗情報を表示させることができます。店舗情報がお客様の目につきやすい位置にあれば発見してもらえる可能性が高くなり、認知の拡大や来店数の増加に繋がりやすいでしょう。
来店意欲の高いお客様に情報を届けられる
ホームページやSNSといったオンライン媒体は不特定多数の方にサロンの認知を広げることはできますが、来店のきっかけとなるケースは決して多くありません。
一方、お伝えしているように、「地名+エステサロン」といったキーワードで検索する方は来店意欲が高く、どの店舗を利用するかを検討している可能性が高いです。
MEOを通して地図検索の掲載順位を上げられれば、エステサロンに強い関心を持っている方に店舗の情報を届けることができます。
運用コストがかからない
Google上でMEO対策を実施する際には、Googleビジネスプロフィールと呼ばれるビジネスオーナー向けの店舗情報管理サービスに登録することが欠かせません。
Googleビジネスプロフィール内の情報を充実させることは、多くのお客様に興味を持ってもらい来店のきっかけを作る最善の方法であり、MEO対策の大きなテーマの1つです。
Googleビジネスプロフィールは無料で作成し、編集することができます。そのため、ホームページやWeb広告といった他の媒体に比べて初期費用や運用コストは大幅に少なく、高い費用対効果が期待できます。
閲覧者を分析できる
Googleビジネスプロフィールでは、インサイトと呼ばれる機能を用いて以下のような数値を詳細に分析することが可能です。
- 自店の情報が閲覧された数
- 自店の情報を閲覧した方が使用している端末
- 閲覧のきっかけとなった検索キーワード
Googleビジネスプロフィールでは、直接予約や通話をするための導線を設置することができます。インサイトを通してこういった導線が利用された件数も把握できるため、効果測定を行いやすい点もMEOのメリットの1つです。
競合サロンが少ない
少ないコストで高い集客効果が期待できるMEOは、エステ業界における新たな集客手段の1つとして徐々に浸透しつつあります。しかし、Web広告やSNSといった既に主流となっている媒体に比べると普及率は低いです。
- 店舗名
- 電話番号
- 住所
- 営業時間
- 業種
Googleビジネスプロフィールを登録する店舗は増えていますが、依然として上記のような最低限の情報だけを入力しているサロンがほとんど。掲載順位アップを狙ってプロフィールを整えているサロンは少なく、正しくMEOを行えば上位表示を狙える可能性が高いです。
多くのエステサロンがアカウントを運用しているSNSや、数多くの店舗が登録しているポータルサイトに比べると、競合サロンに埋もれにくいです。
エステサロンにおけるMEO対策のコツとは
ここからは、エステサロンにおけるMEO対策の効果を高めるコツを紹介します。
- 適切なキーワードを設定する
- 施術メニューを商品・サービスに登録する
- 写真や動画を使って定期的に投稿する
- 最新・正確な情報を保つ
- 口コミを集めて返信する
適切なキーワードを設定する
お客様が検索するキーワードは、地図検索の結果画面に掲載されている店舗情報への入口となります。そのため、施策を行うキーワードの選定がMEO対策の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
キーワードを選ぶ際に重要なのは、お客様に検索される回数と競合店の数のバランスを取ることです。
どれだけ検索回数が多くても、表示される競合店が多ければ掲載順位を上げることは難しいでしょう。反対に、競合店が少なく上位表示を狙いやすくても、検索される回数が少なければお客様に情報を届ける機会を十分に確保できません。
店舗情報を多くのお客様に見てもらえるよう、上位表示を狙える、かつ検索回数が少なすぎないキーワードを選ぶことが大切だと言えます。
具体的には、専用のツールを使用してキーワードの検索回数をチェックしたり、実際の地図検索の画面で掲載されている店舗数を確認したりしてみてください。
商品やメニューを登録する
地図検索が表示されるキーワードは「地名+業種」だけではありません。「エステサロン+施術名」で検索する場合にも地図検索画面が表示されます。
Googleビジネスプロフィールには、商品やメニューを登録することが可能です。エステサロンで提供している施術を掲載しておけば、施術名を含む検索キーワードとの関連性が高いと評価され、掲載順位が上がりやすくなります。
- 名前
- 価格
- 説明文
- 写真
施術を登録する際には、上記のような情報を掲載することができます。できる限り詳細な情報を掲載しておくと、お客様にとって有益なプロフィールだという評価を受けられる可能性が高くなり、掲載順位を上げるのに効果的です。
施術のビフォーアフター写真や施術時間を掲載しておくと、お客様が施術を受ける際の様子をイメージしやすくなり、来店するハードルを下げることができます。
写真や動画を使って定期的に投稿する
Googleビジネスプロフィールでは、SNSのように最新情報や期間限定の告知を投稿して発信することが可能です。新メニューや割引キャンペーンといった情報を掲載すれば、プロフィールを閲覧したお客様により強く興味を持ってもらえるかもしれません。
プロフィール内の情報を定期的に更新すると、最新情報を掲載していることをGoogleにアピールすることができます。情報の鮮度が高いとGoogleからの評価がアップし、掲載順位が上昇する可能性が高いです。
最新・正確な情報を保つ
エステサロンを経営する中で、営業時間や取り扱っているメニュー、物販の商品などを変更することもあるでしょう。そういった際には、Googleビジネスプロフィールの情報も忘れずに更新するようにしてください。
- 営業時間通りに来店したら閉店していた
- 期間限定メニューを目当てに来店したら終了していた
プロフィールの情報が誤っていると、上記のようにお客様を混乱させてしまう可能性があります。サロンへの信頼度が下がって次回以降来店してもらえなかったり、ネガティブな口コミが投稿されてしまうかもしれません。 プロフィールの情報は定期的に見直し、常に最新の状態を維持できると良いでしょう。
口コミを集めて返信する
Googleアカウントを取得している方は、訪れた店舗のプロフィールに口コミを投稿することができます。
プロフィールに投稿される口コミの件数が多いほど、地図検索の上位に表示されやすくなる傾向があります。来店時に直接お願いする、店内のチラシやPOPでお知らせするなど積極的に口コミの投稿を依頼すると良いでしょう。
また、ポジティブな意見、ネガティブな意見に関わらず、口コミに対しては丁寧に返信することをおすすめします。エステサロンがお客様とのコミュニケーションを重視していることをアピールできるためです。
返信を通して口コミを投稿してくれたことに対するお礼や、口コミの内容を元にサービスを改善していく意思を伝えられると、お客様の意見を大事にする姿勢を打ち出せるでしょう。
MEO対策を通してエステサロン来店のきっかけを作ろう
今回ご紹介したポイントを押さえてMEOを実施すれば、地図検索での掲載順位アップを目指すことができます。エステサロンに強い興味を持っている来店意欲の高い方にサロンの情報を届けられるでしょう。
エステ業界での普及率が十分でない今が、MEOを始める絶好のチャンスだと言えます。本記事を参考に、ぜひMEOを取り入れてみてください。