エステサロンの内装はどのように決める?抑えるべきポイントや費用を解説
エステサロンの内装は、サロンの印象やお客様の満足度に大きく影響を与えます。快適でリラックスできる空間を作ることは、リピート客を増やすために重要です。しかし、内装を決める際には予算やコンセプトをしっかりと考慮する必要があります。
本記事では、エステサロンの内装を決めるためのポイントや、費用相場について詳しく解説します。あなたのサロンに最適な内装づくりをサポートしますので、ぜひ参考にしてください。
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エステサロンの内装をより良くするポイント
エステサロンの内装をより良くするポイントは以下の5つです。
- コンセプトを反映・統一する
- 清潔感のある色・素材を使う
- 間接照明を活用する
- 落ち着いたプライベート感を演出する
- 音楽や香りにもこだわる
コンセプトを反映・統一する
エステサロンの内装をおしゃれにするためには、まずコンセプトを反映させたデザインに統一することが大切です。例えば、サービスの質やマシンにこだわった高級エステなら、グレードの高い大理石やガラス素材を使った内装が適しています。
一方、ハーブピーリングやオーガニックエステが売りの場合、天然木や無垢材を取り入れたナチュラルな内装がピッタリです。また、事前にコンセプトカラーやブランドカラーを決めて、内装やインテリアのカラーを合わせることで、統一感のあるおしゃれな店舗が完成します。
さらに、インテリアやBGMなどもコンセプトにマッチさせると、より一貫性のある魅力的な空間を作り出せます。
清潔感のある色・素材を使う
エステサロンのコンセプトや世界観に関係なく、おしゃれさを演出するためには清潔感を意識することが大切です。古い建物でも、手入れが行き届き、備品や設備が整理されているサロンは、居心地の良さを感じさせます。
白や黒を基調としたモノトーン風の配色は、清潔感を引き出しやすいのでおすすめです。内装で迷った場合は、シンプルな色使いにすると良いでしょう。また、壁や床には掃除がしやすい素材を選ぶことで、日々の手入れが簡単になり、常に清潔な状態を保ちやすくなります。
これらのポイントを押さえることで、どんなサロンでもおしゃれで快適な空間に仕上げることができます。
間接照明を活用する
エステサロンをおしゃれに見せるためには、明かりの使い方が重要です。特に、間接照明をメインの照明として使用することをおすすめします。壁や天井に光を向けることで、優しく芸術的な空間を演出でき、リラックスできる雰囲気が作れます。
人気のエステサロンでも間接照明はよく使われているアイテムです。直接照明も活用されていますが、施術中に目に直接光が入ると、リラックスしにくくなってしまいます。ただし、エステティシャンの手元を照らすためのデスクライトなどの直接照明も重要です。間接照明と直接照明のバランスを考えて、サロン全体の雰囲気を調整しましょう。
落ち着いたプライベート感を演出する
エステサロンのおしゃれな内装を考える際には、プライベート感を重視することが重要です。隣の施術室から他のお客様の声が聞こえたり、受付の会話が伝わったりする間取りでは、非日常的な体験を提供することが難しくなります。
特に、小さな声でも響いてしまう空間では、お客様が悩みを打ち明ける際に抵抗感を感じることがあります。そのため、防音性の高い内装や個室を多く取り入れた間取りが有効です。また、BGMを活用することでリラックスした雰囲気を作り出せます。
個人サロンなどスペースが限られた店舗では、一度に一人のお客様だけを受け入れる工夫をすることも効果的です。こうした配慮が、お客様の満足度向上につながります。
音楽や香りにもこだわる
エステサロンでの施術中は目を閉じている時間が長いため、視覚以外の聴覚や嗅覚からリラックスできるように工夫するのもおすすめです。BGMにはオルゴールやヒーリングミュージックを流し、香りにはラベンダーやベルガモットなどのアロマを活用すると、より深いリラックス感が得られます。
重要なのは、これらの要素がサロンのコンセプトにマッチしていることです。お客様が来店してから施術中、そしてサロンを出るまでの間、一貫したコンセプトが伝わるように心がけましょう。統一感のある空間作りは、リラックス効果を高め、満足度の向上にもつながります。
エステサロンの内装に必要な費用
ここからはエステサロンの内装に必要な費用について解説していきます。
自宅サロンなどの小規模エステの場合は比較的低額
小さいスペースをエステサロンに改装する際の内装費用は、安い場合で1坪あたり10万円~20万円、高い場合で1坪あたり30万円~50万円です。主な施工内容としては、壁紙の張り替えや床の改装が挙げられます。これらは空間の印象を大きく変えるため、予算に応じて選定することが重要です。
さらに、エステサロンとして快適な環境を提供するために、電気工事や建具、照明などの工事も検討しましょう。例えば、柔らかな照明を取り入れることで、リラックスできる雰囲気を作り出せます。
施工内容によって費用は変動するため、事前にしっかりとプランを立て、必要な工事を絞り込むことがポイントです。
美容機器やベッドの購入も必要
内装の準備と並んで、エステサロンを開業する際には美容機器や施術用ベッド、家具などをそろえる必要があります。これらの設備はサロンの雰囲気や施術の質に直結するため、慎重に選ぶことが重要です。
美容機器はグレードや種類によって価格が大きく異なり、施術用ベッドや椅子なども同様です。これらをそろえるためには、数十万円から場合によっては100万円程度の費用がかかる可能性もあります。開業資金として十分な予算を確保し、長期的に見ても無理のない投資ができるよう計画を立てることが大切です。
エステサロンの内装を費用をかけずに仕上げる方法
エステサロンの内装を費用をかけずに仕上げる方法は以下の3つです。
- 業者任せにしない
- できる範囲でDIYをする
- 必要最低限の内容に抑える
業者任せにしない
エステサロンの改装を業者に任せっきりにすると、デザイン費用が余分にかかったり、不要な工事が加わったりして、最終的に高額な費用がかかることがあります。そのため、業者に頼むだけではなく、自分で明確なイメージを持つことが大切です。
工事内容について業者としっかりと話し合い、具体的なプランを詰めていくことで、無駄な費用を避けることができます。また、業者が提案するアイデアを取り入れつつも、納得できる範囲で選択肢を絞ることがポイントです。
主体的に関わることで、満足度の高いエステサロンを作り上げることができ、無駄な支出を防げます。
できる範囲でDIYをする
次に、DIYを活用する方法です。専門知識が必要な工事は業者に依頼する必要がありますが、可能な範囲でDIYを取り入れると、業者に頼むよりも安く収められることがあります。例えば、カーペットやコルクマットを敷くだけで、簡単に床の雰囲気を変えることができます。
また、床材をはがして新たに張り替える作業も難易度は高いですが、自力で行うことは不可能ではありません。DIYに挑戦することで、費用を抑えながら自分の手で理想の空間を作り上げる楽しさも得られるでしょう。ただし、作業の計画や準備をしっかりと行い、無理のない範囲で実施することが重要です。
必要最低限の内容に抑える
最後に、内装の内容を最小限にすることが重要です。あれもこれもとこだわりすぎると、費用はどんどん膨らんでしまいます。特に、内装はそのサロンや店舗の魅力を引き出すために必要な部分だけに絞ることをおすすめします。
例えば、シンプルで機能的なデザインにし、装飾や設備を最小限にとどめることで、コストを抑えることができます。内装にかける費用を抑えれば、他の部分に投資できる余裕が生まれ、効率的な運営が可能になります。必要な部分に集中し、無駄なコストを省くことが大切です。
エステサロンの内装をおしゃれにしよう
エステサロンの内装を決める際には、コンセプトを明確にし、施術内容に合わせた素材やデザインを選ぶことが重要です。また、プライベート感やリラックスできる空間を提供するための工夫も大切です。
費用は規模や仕様によって異なりますが、事前に予算を決めて、業者としっかりコミュニケーションを取ることが成功の鍵です。お客様にとって居心地の良い空間を作り上げることで、満足度が向上し、リピーターを増やすことができます。