ハイドラフェイシャルの施術頻度は?効果やメリットも徹底解説!
肌の古い角質を除去するピーリング。ジェルやシートを使って自宅で行うものや美容クリニックで実施されるケミカルピーリングなど様々な種類があります。中でも近年話題となっているのが、エステサロンで広く取り入れられているハイドラフェイシャルです。
今回のコラムでは、ハイドラフェイシャルについて詳しく解説するとともに、最適な施術頻度やメリットをご紹介していきます。
目次
ハイドラフェイシャルとは?
ハイドラフェイシャルとは、アメリカのEdge Systems社が開発した最新のピーリング施術です。ケミカルピーリングと比較して、痛みやダウンタイムが少ないのが大きな特徴だと言えます。
渦巻き水流(ウォータージェット)を利用して、肌に美容成分を供給しながら余分な皮脂や角質を取り除くため、肌への負担を軽減することが可能。従来のピーリングのような施術後の乾燥や肌荒れも少なく済みます。
肌に優しいハイドラフェイシャルは、レーザーや薬剤を用いた施術に不安を感じる方におすすめしたい施術です。
ハイドラフェイシャルの効果
- 皮脂や角栓といった肌の汚れを軟化させて吸引する
- 美容成分を導入してピーリングや肌質の改善を行う
ハイドラフェイシャルでは上記を一度に行います。それぞれの段階で得られる効果について、順番に解説していきます。
吸引
毛穴の奥に詰まった汚れを水圧の力でごっそり吸引して取り除くことで、黒ずみの改善が期待できます。吸引した皮脂や角質は肉眼で確認できるため、効果を実感しやすいでしょう。
汚れで毛穴が広がることがなくなるため、毛穴の開きを防ぐことが可能。くすみが軽減されて肌ツヤが良くなる効果も望めます。
さらに、脂性肌やニキビ肌といった肌トラブルの改善も見込めます。毛穴の内部が清潔になることで余分な皮脂の分泌やニキビの原因となる菌の繁殖を抑えることができるためです。
ピーリング
ピーリングとは、美容成分の導入により肌細胞のターンオーバーを促す美容ケアのことを指します。古い細胞を排出して新しく健康的な細胞の生産を促すことで、毛穴へのアプローチと同時に肌質の改善を目指すことが可能です。
- 肌のトーンアップ
- 保湿力の向上
- 小じわの改善
- 肌のハリ・弾力の改善
具体的には、以下のような効果を発揮してくれます。保湿成分を補給するだけでなく、水分を多く保有できる細胞を増やせるため、継続的に潤いのある肌をキープすることが可能です。
ハイドラフェイシャルのメリット
ハイドラフェイシャルのメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- ダウンタイムや痛みが少ない
- 施術できる部位が多い
- 他の施術と組み合わせられる
ダウンタイムや痛みが少ない
ダウンタイムとは、施術後に生じる赤みや腫れが回復して普段通りの生活に戻ることができない期間のことを表します。症状や期間は施術の内容や個人によって異なりますが、場合によっては日常生活に支障が出ることもあります。
ハイドラフェイシャルは、施術後のダウンタイムがほとんどないことで知られています。人によってはピリピリとした刺激を感じたり、施術直後に肌が赤くなったりすることもありますが、ケミカルピーリングと比べると刺激は少ないです。
施術できる部位が多い
二の腕や背中など、手が届きにくくセルフケアは難しいけれど毛穴汚れやニキビが気になる部位がある方も多いのではないでしょうか。
ハイドラフェイシャルは肘やうなじ、お腹といった身体のほとんどの部位に施術することができます。ウエディングドレスを着る結婚式に備えてデコルテをケアしたいというように、顔以外の部位をきれいにしたい方にもおすすめの施術です。
他の施術と組み合わせられる
ハイドラフェイシャルは、他の施術と組み合わせることで相乗効果が期待できます。ハイドラフェイシャルで毛穴の汚れを除くことで美容成分が浸透しやすくなるため、肌の奥深くに有効成分を届けるイオン導入やエレクトロポレーションと組み合わせるのがおすすめです。
ダーマペンのような毛穴を引き締める効果が期待できる施術と組み合わせるのも良いでしょう。広がった毛穴に汚れが入るのを防ぎ、清潔な状態をキープしやすくなります。
ハイドラフェイシャルのデメリット
メリットの多いハイドラフェイシャルですが、以下のようなデメリットがある点に留意しておきましょう。
- 施術後の肌が敏感になる
- 毛穴を小さくする効果はない
施術後の肌が敏感になる
ハイドラフェイシャルの施術を行ってしばらくすると、肌のターンオーバーが進んで水分を含んだ細胞が増えてきます。しかし、施術直後は詰まっていた汚れにより毛穴が広がった状態であり、バリア成分が少なくなっている可能性が高いです。
肌が敏感になっているため、施術直後は濃いメイクを控えたり紫外線や摩擦を避けるのが無難だと言えます。せっかくきれいにした毛穴に新しくファンデーションの汚れが蓄積したり、日焼けにより色素沈着が発生しやすくなるリスクがあるためです。
毛穴を小さくする効果はない
ハイドラフェイシャルは、毛穴に溜まった汚れを取り除くことに重きを置いた施術です。毛穴が現状よりも大きくなることを防ぐことはできますが、既に開いている毛穴を引き締める効果は期待できません。
今ある毛穴を小さくしたい方は、毛穴を引き締める効果のあるダーマペンのような施術を合わせて実施することをおすすめします。
ハイドラフェイシャルの頻度
ハイドラフェイシャルの効果は、施術直後から再び毛穴に汚れが溜まってしまうまで持続します。継続的に施術を受けることを検討している場合は、1ヶ月に1回の頻度を目安としてみてください。
回数を重ねていくうちに肌質が改善されて皮脂が溜まりにくくなるため、施術の間隔を徐々に長くしていくと良いです。
ハイドラフェイシャルの効果がないと感じる理由
比較的効果を実感しやすい施術だと言われているハイドラフェイシャルですが、効果がないと感じてしまうケースも少なくないようです。理由としては、以下の4点が考えられます。
- 大きな効果を期待しすぎてしまう
- 毛穴汚れが完璧になくなるわけではない
- 施術中の肌への刺激が少ない
- しばらくすると再び汚れが溜まる
頑固な毛穴汚れが大量に溜まっている場合、一度の施術で全ての皮脂や角栓を落とし切れないことがあります。必ずしも完璧に汚れを取り除けるとは限らず、効果の現れ方には個人差がある点に留意しておきましょう。
ケミカルピーリングの施術を体験したことがある方は、肌への刺激が少ないハイドラフェイシャルの施術を受けて物足りないと感じるケースも考えられます。
ハイドラフェイシャルは水流の力を利用した施術であるため、薬剤を塗布した時のようなピリピリとした感覚がなくても皮脂汚れをごっそり取り除くことが可能です。
ハイドラフェイシャルを受けられない人とは
毛穴に詰まった汚れを吸引するハイドラフェイシャル。少なからず肌への刺激が発生することもあり、以下に該当する方は施術を受けられないことが一般的です。
- 過度な日焼けをしている方
- 皮膚炎やヘルペスを発症している方
- 膿を含むニキビや肝斑がある方
- 妊娠中・授乳中の方
重度の肌トラブルを発症している方は、ハイドラフェイシャルの刺激によりかえって症状が悪化してしまう可能性があります。安全に施術を受けられるかどうか不安な場合は、事前にサロンのスタッフに相談してみてください。
ハイドラフェイシャルで肌の悩みに働きかけよう
アメリカ生まれのハイドラフェイシャル。海外では既に大きな注目を集めていますが、日本でも今後さらに広く導入されることが予想されます。
毛穴汚れへのアプローチに長けており、ケミカルピーリングやレーザー治療といった比較的肌への刺激が強い施術に抵抗がある方におすすめしたい肌に優しい施術です。
ご紹介したようにいくつか注意事項も存在するため、施術を受ける際はサロンのスタッフからの指示をしっかりと守り、不安な点については事前に質問を行うようにしてください。